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沿革

当教室は1978年、清水一雄前第二外科主任教授(現名誉教授)により、日本医科大学付属第 一病院(飯田橋)第二外科において「甲状腺外来」という名の専門外来としてスタートしました。


1995年に日本医科大学付属病院(千駄木)に配置転換となり、2012年4月、大学院医学研究科  内分泌外科学分野として独立しました。2015年5月には、杉谷 巌が大学院教授に就任いたしました。

診療の内容と特色

内分泌外科の診療対象は、内分泌腺(甲状腺、副甲状腺、副腎)の腫瘍性および機能性疾患で、その外科的・内科的治療を専門にしています。

内分泌科グラフ

内分泌腺の機能性疾患(バセドウ病、原発性および腎性副甲状腺機能亢進症、褐色細胞腫や 原発性アルドステロン症、クッシング症候群など)では過剰なホルモン分泌による様々な臨床症 状が出現しますが、治療により劇的な改善が得られます。


また、腫瘍性疾患の多くは手術により治癒します。ただし、これらの比較的まれな疾患の正確な診断と適切な治療方針選択のためには、高度の専門性が求められます。


当科においては、専門的知識と高度の技術を持つ経験豊富なスタッフが、患者さんの立場に立った優しい診療をモットーに、患者さんの訴えを常に真摯に受けとめ、患者さんごとの病態を正確に評価して、科学的かつ全人的に最適と考えられる治療方針をたてたうえで、卓越した技術と最新の機器を駆使して診療を行っています。


外来・手術件数とも、この分野の専門施設として、わが国屈指の規模となっており、患者さんに安心して、安全で確実な治療を受けていただくことができます。


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早くから内視鏡手術を応用して、美容的メリットと疼痛緩和に配慮した低侵襲手術により、術後生活の質(QOL)の向上につながる治療を行っています。


とくに、清水一雄前教授が世界に先駆け1998年に開発した内視鏡補助下頸部手術(VANS法)は、すでに経験数900例を超えています。

良性腫瘍やバセドウ病、転移や浸潤のない小さな甲状腺癌が対象となります。当初、先進医療として実施していましたが、現在は保険適応となっています。VANS法によれば、頸部に傷をつけることなく、安全、確実に手術が行えます。

一方、各種の甲状腺がんの患者さんに対し、病状に応じてアクティブ・サーベイランス(非手術経過観察)から拡大手術、分子標的薬治療、集学的治療まで幅広く対応しています。

教育・研究活動

世界に通用するアカデミック・サージャンの育成を掲げた専門医教育、世界のガイドラインを書き換えるエビデンス創出を目指す研究活動にも日々、取り組んでいます。

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