研究内容
主な研究テーマ
内分泌外科の診療対象は、内分泌腺(甲状腺、副甲状腺、副腎)の腫瘍性および機能性疾患で、その外科的・内科的治療を専門にしています。
甲状腺癌についての臨床および基礎研究
個々の患者さんのリスク(癌死、再発、QOL)に応じた診療方針確立のためのエビデンス形成が 主なテーマで、以下のような研究を行っています。
- 微小乳頭癌の非手術経過観察
- 乳頭癌のリスク分類とそれに基づく診療方針の前向き検討
- 濾胞性腫瘍の術前リスク診断(microRNAの発現解析など分子診断を含む)
- 未分化癌の多施設共同研究(甲状腺未分化癌研究コンソーシアム)
- 甲状腺癌の分子標的薬治療(数々の治験、臨床試験に参加)
- 甲状腺腫瘍における境界病変について
- 甲状腺癌のリスクファクター(肥満、甲状腺刺激ホルモンと発癌、癌進行との関連)についての検討
- 甲状腺癌診療における患者視点のアウトカム研究
など
頸部内視鏡手術の術式改善、適応拡大とデバイス開発
副甲状腺の手術中における新たな同定法の開発
(5-aminolevulinic acidによる)
副腎内視鏡手術の新たな術式開発
対応が可能な産学交流
- 甲状腺手術エネルギー・デバイスの開発
- 反回・迷走神経モニタリング装置の開発
- 頸部内視鏡手術機器の開発
- 甲状腺腫瘍の分子診断キットの開発
- 甲状腺癌に対する分子標的薬の開発